早期ハクパターン考
そろそろ開幕するハクパターンについての考察を書いていきたいと思います。
所謂難解パターンとして知られるハクパターンですが、難解さの要因として時期によって攻略パターンが変化することが挙げられます。早期、中期、後期と3分割して考察していきたいと思います。
概要
主に3月〜4月あたりが早期の範囲かと思います。この時点でのハクは爪くらいのサイズであり、また、着いているシーバスのサイズもそこまで大きくないことから小さなボイルが頻発するものの中々ヒットはしないという状況が多くあります。
視覚的なルアーサイズを誤魔化しやすいからか、この時期は基本的にナイトゲームのほうがイージーです。
ナイトゲームに関しては波動さえ弱ければ意外と釣れるルアーサイズの幅は広いです。僕は大きいモノで120mmクラスまで使用しています。基本的な思考方向としては、ルアーでハク一匹をイミテートするのは不可能、もしくは出来ても群れに埋もれてしまうため、群れの塊自体をイミテートする事になります。
使用ルアー
アガケ95F/120F
流れがあるシチュエーション、またはベイトが多すぎるシチュエーションでも有効。基本的にはデッドスローでなるべくアクションをさせないような使います。120と95は飛距離で使い分けます。
どこでもオールマイティに使えます。が、シンキングである以上デッドスローで使用するとどうしてもある程度はレンジが入ってしまうので表層ボイルに対しては対応できないことが多いです。むしろボイルがなく気配が薄いシチュエーションに有効な位置付けとなっています。飛距離もでるのでサーチに適任です。サイズは飛距離で使い分けます。
サルベージ60ES/70S
僕が一番頼りにしてるルアーです。シャローのボイルに対しては竿を立てて早巻き、ボイルがない場合はアクションさせないようにスローにベイト層の下を通すと有効です。またデイゲームではほぼこれ一本で、リフト&フォールでそこそこ反応が得られます。60と70は水深によって使い分けます…が最近は70だけでもいいのでは?みたいな気なってきています。結局早巻きだとどちらも表層付近、デッドスローだとどちらもボトムノックするからあんまり差がないような気がしていて、それならフックのデカい70のが有用かなあと。
トライデント60S
食わないボイル撃ち専用機。ただ釣れてもセイゴのことが多いのでシーバス用というよりメバル兼シーバスでなにかしら釣りたいときに投げるみたいな位置付けです。シーバスだけ狙いならまあ無くてもいいかなあと(笑)
その他
ノーアクション…i字形は実はラザミン90を除くとあまり釣れたことがないです。ベイトに埋もれるからではないか?と解釈していますが実際の所はどうなのかはわかりません。ただ、これ系に関してもサイズが伸びない傾向があるのでわざわざ持ち込むほどではないかなと現在はスルーしております。
グラスミノーSもセイゴが釣れますが、同様の理由で見送り中です。フックサイズ的にもアドバンテージは少ないです。
ポイント
雪代が入るまでは海岸や漁港などが有望で、雪代以降は河川内では結構どこでも見られるようになります。同時期に稚鮎も入り込むのですが、稚鮎は比較的流れの早いポイントに着くのに対しハクは流れの緩いポイントに着く傾向があります。本流筋の脇の反転流とかはかなり美味しいポイントで、ゴミが溜まるような所が有望です。
タイミング
前述しましたが基本的に日中よりも夜が釣りやすいですし、また攻略法も複数あるのでやっていても面白いです。デイはバイブ一択過ぎて割と単調…。
深夜よりも夕マズメから夜にかけての方が釣りやすい印象がありますので仕事帰りとかに狙うのがおすすめです。同時期は深夜にはホタルイカも湧くので、夕〜夜はハク、深夜〜朝はホタルイカと組み立てると無駄がありません。体力は死にます。
終わりに
今記事は早期のハクパターンのみの内容となっています。書いてて思ったけど毎年「ハクパターン攻略!」みたいなルアー色々試す割には結局釣れるのは紹介したルアーの面々に収束してて一向に手持ちが増えておりません。そこそこ飛距離が要求されるポイントや流れがあるポイントに行くことが多いためにハクパターン専用系のルアーとは相性が悪いのかなあとは思っております。
中期、後期はまた変わってくるので別途書いていきたいと思います。それでは。