鱸ボックス

リアルタイム釣果はTwitterにて

入門解説:鮎パターン

タックル、ルアー、ルアーの操作方法の解説を行い入門解説もそろそろ佳境です。

釣果を構成する要素としてポイント、タイミング、餌(ルアー)の3つが大きなファクターとなるのですが今回はポイントとタイミングを決定するにあたり重要となるベイトパターンについて書いていきたいと思います。

鮎というベイト

全国的なシェアは知りませんが、こと富山において外すことができないベイトが鮎です。生まれてから死ぬまでの1年間の殆どがシーバスのベイトとして機能しておりシーバスの行動を読む上でも重要なベイトの一つです。

この鮎というベイトの良い点としてまず挙げられるのが、ベイトパターンの有無が知識のない入門者でもわかりやすいことです。

シーバスのベイトパターンは地域性も大きく絡み、ネットや雑誌で得られる情報と実際自分の地域での実状に大きな開きがあるケースが多々あります。ある地域では冬のベイトがこちらでは春のベイトだったり、そもそも自地域には存在しないパターンだったりもします。つまりパターンがいつ、どこで発生するのかを知ることが既に難解であり、そこから更に鱸のポイント、タイミングを読むのはビギナーには至難と言えるでしょう。

その点で考えると鮎はその行動は全国でもある程度は共通しており、またその河川の漁協のHPを見れば鮎自体の有無もすぐにわかる為、存在の確認も容易です。

回遊がいつどこであるのか、そもそも生息しているのかもわからないベイトパターンに比べて非常にとっつきやすいベイトである事がわかります。

鮎パターンの年史

鮎の生活史は大別してシラス鮎、稚鮎、若鮎、落ち鮎の4つに分けることができ、それぞれ冬、春、夏、秋と年間を通してベイトとして絡んできます。

ただタイミングは若干地域差があります。例えば温暖地域のほうが稚鮎の遡上タイミングが早いとか、寒冷地域の方が落ち鮎のタイミングが早いとかがあり、鮎に関しては資料が非常多い魚なのでその辺は自分で調べてみると良いでしょう。

ここで重要なのが、鮎は季節に応じて居場所が変化する魚だということで、それを追いかける鱸の居場所も当然変化することです。

河川毎に差はありますが、シラス鮎は海、稚鮎は河口下流、鮎は中上流、落ち鮎は中下流と居場所を変え、それが釣りをする上での目安となります。ビギナーではそもそもどこからが下流中流、上流なのかもよくわからないと思われますが、その場所に居る鮎の形態からある程度定義付けできるようになります。

総括

今回はまずビギナーがどのベイトパターンを意識すればよいかについて、鮎パターンを軸に書きました。

正直書いてて結局何が言いたいのかよくわかんなくなってきたのですが、ざっくりまとめると鮎をベイトとして考えると季節感とか鱸の居場所とかを考えやすいから入門者にはオススメですよということです。

どうしても入門時はメソッドや具体的なポイントの情報等のミクロな視点に陥りがちなのですが、ベイトの行動パターンから鱸の行動パターンを読むという少しマクロな視点を持つことで、より一層釣れるように、そしてより一層シーバス釣りが面白くなるのです。