鱸ボックス

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高知遠征

突然ですが今年は積極的に遠征に行こうと去年末くらいから考えておりました。

というのも、去年県外から遊びに来てくれた友人達が「富山のシーバスはかなり特殊。俺のとこと全然違う。」といった旨の事を結構な頻度で言われた事から、自分の釣りが県外各地で通用するかを試してみたいという反骨心がふつふつと芽生えていた為です。

というわけで、第一回遠征として今回は高知県浦戸湾をセレクトしました。もちろん目的が「富山のシーバススタイルが通用するか」なので狙いはシーバスです。アカメは全く狙う気はありませんでした(笑)

今回初遠征というのあり準備不足感があったので自戒を込めてログを書いていきます。

タックル・ルアー

  • ロッド:ディアモンスターMX-7S
  • リール:17エクスセンス3000MHG
  • ライン:PE1.5号+フロロ6号

今回は荷物を減らすべくパックロッドを採用。7fロッドとのバランスを見て3000番台のリールを合わせました。高知は小場所が多いと聞いていたので7fでも問題ないとの判断。

ラインは飛距離を殺さない範囲でアカメが掛かってしまう可能性を考慮しPE1.5号をセレクト。ルアーは小型ルアーをメインにする為、動きを殺さない範囲で太めのフロロ6号にしました。

ただ、実際現地についてみて感じたのが干満の状況で要求される飛距離が変動するということ、あと大場所も結構多いということ。今回小場所の駐車スペースがうまく見つけれずに大場所もやることになった為、そこでの飛距離に今回のタックルでは不満を感じざるおえませんでした。

ウェーダーも持ってきていなかったこともあり、長靴の丈をいちいち気にしながら潮位低下に合わせてジワジワ前に出ることでなんとかカバーしていましたが、ストレスはマッハでした。

次回やるとしたら8f〜9fロッドにウェーダーも持っていくほうが懸命だと感じています。

  • アガケ95F/120F
  • ゴリアテ95F/120F
  • サイレントアサシン99F/120F
  • スタッガリングスイマー100S/125S
  • サルベージ70S/85S

ルアーはいつものセットをそのまま採用。ただ、今回高知のメインベイトはマイクロベイトだったためイマイチアジャストできなかった感じはありました。

小型バイブ、軽量ワームあたりも入れておけば良かったかなと思いつつも、高知まで来てそれらでセイゴフッコを釣るのはどうなんだという思いもあるので悩みどころです(笑)

1日目

高知の土地勘が皆無なので初日はポイントと駐車スペース把握の為にマップ片手にひたすらランガンをしつつ各場所の潮位をメモって行くという戦略を選択。午前は朝の満潮から下げいっぱいまでをやれたので潮が高いうちに河川上部やマップで浅そうなポイントを集中的にやりつつ下げに合わせて河川を下っていきました。

春ということもありベイトはほぼ全河川でハク。周ったポイントの大体がボイルしているという凄まじい魚影の濃さで、あまりの自地域との差に初見から圧倒されました。とにかくシーバスの量が尋常ではないです。

ただベイトも多いことからルアーを食わせるのは難儀には感じました。どのベイトもそうですがベイトが多すぎるのはそれはそれで難しいもので、今回はベイトがハクだったことも重なり延々食わないボイルを見せられ続ける生殺し状態となりました。

一応アガケ95Fとサルベージ70Sでスズキサイズとフッコを一本ずつキャッチすることには成功。ボイル地点とハクの群れの移動を予測してなんとか食わせることができました。

午後は干潮から夕方の上げいっぱいまでで、午前に反応があったポイントに同じ潮位タイミングで入りつつ、反応がなかった潮位タイミングは午前に回れなかった河川を見て回っていましたがシーバスの反応はなく同行者がキビレを釣ったのみで終わりとなりました。

大潮、かつウェーダーもないことからナイトゲームは危険と判断し初日は夕方で終了。鰹のタタキで飲んで騒いで楽しみました。

2日目

この日は午前中いっぱいがリミット。潮も前日と大差ない為、基本的には潮位に合わせて反応があったポイントを踏襲しつつ、反応がなかったタイミングは新たなポイントを回ることにしました。

前日見て回った状況からすると満潮タイミングでも河川上部は水深が浅すぎて期待薄と判断してランガンポイントを河川下流に集中。また、駐車スペースが無かった河川も全切りして効率的なランガンを意識しました。

また、朝マズメだけは上げからの満潮潮止まりだったのでそのタイミングだけは河川ではなく海をチョイス。湾口の堤防でカタクチの回遊に期待して1時間だけ回遊待ちを行いました(反応はなかった)。

結果としては河川下流部のオープンで下げで河川幅が狭まるタイミングにあわせて牡蠣瀬をバイブで撃っていく釣りでヒラスズキとヒラメをキャッチすることができました。

総括

最初マップを見ている限りは都市河川系の橋脚を撃っていく釣りになるのかなと思っていましたが、実際やってみると牡蠣瀬等のボトムの変化が多く、橋脚以外にも着き場が多量にあったためボトム変化をバイブレーションで撃つ釣りをメインに行いました。

内容的にはホーム河川の夏の釣りに似ており、両端が護岸されているだけで攻め方は自然河川とそう変わらないといった印象を受けました。まあ僅か2日間しかやってない人間の感想なので全然的はずれかもですが(笑)

反対に、かなり違うなと感じたのはやはり干満差です。干満で流れが完全に変わる点は日本海側の自分にとってはなかなか慣れることができず結局下げでしか魚を出すことはできませんでした。また、潮位変動で一気に時合いに入る様子はこちらにはない感覚で各所の良い潮位さえ掴めばかなり精度の高いゲームができそうだなと感じました。

ゲーム性、魚影、ポイントの多さのどれを取っても一級品で非常に面白い県だと思いました。料理も美味しく、今回は楽しい遠征をできたように思いますし、次回につながる反省点も洗い出せたのでとても有意義でした。

次回はウェーダー持っていってナイトゲームもやりたいです。それでは。