鱸ボックス

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中海遠征

久しぶりの更新です。

10月第2週の三連休を使って島根県鳥取県の県境に位置する汽水湖「中海」に遠征して来ました。

今回も前回の高知同様にシーバスオンリー、現地ガイド無しで後輩君(兵庫県民)と二人で作戦を立ててトライしてきた次第です。

持ち込みリスト

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公共交通機関での移動が主なのでパックロッドを選択。モンスターキスのMX-7SとHUNTERS-6/7の2本を持ち込みました。前者は通常プラグからビッグミノーを、後者はコノシロ等の回遊が見られた時のビッグベイト用です。エクスセンス3000MHGにpe1号を200m、ジリオンTWHDにPE3号を100m巻いて行きました。

ルアーはトップ、シャローランナー、ミノー、シンペン、バイブの基本構成に、ワーム、ビッグミノー、ビッグベイト、ビッグペンシルと一芸特化系もバランスよく揃えて行きました。高知遠征の際にはマイクロボイルに苦しめられたので、そういった予想外の状況に対応できるように前回に比べてルアーは多めです。

また今回はウェーダー必須。ウェーダー、ライジャケ、ロッドまでそれら全部をDRESSのケースにまとめて持って行きました。
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概要

まず中海という非常に特殊なフィールドについてざっくりとですが書いていきたいと思います。

中海は境水道を介して外海と繋がっている多数の流入河川がある汽水湖です。また、中海は宍道湖という外海とは繋がっていない汽水湖と大橋川を通じて繋がっています。

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ネット上で得られた知識として、春頃に境水道を通って中海へとシーバスがやって来て、夏頃に宍道湖まで拡大、そして水温の低下とともに中海、そして境水道を通って海へと落ちていくそうです。

という訳で秋シーズンは基本的には宍道湖から中海へと落ちていくシーバスがメインとなる為、大橋川、中海周辺が有望であるのが通説の様で、例に習って自分も今回は宍道湖は完全に切り捨てて中海と大橋川のみにポイントを絞っての釣行となりました。

戦略

中海、大橋川に絞るといってもそれでもポイントは膨大です。汽水湖のセオリーとして流入河川を責めるのは基本だと思いますが、そもそもの流入河川の量もハンパないのでまずは各河川の流れや水深、ベイト状況等をチェックしつつ大橋川へ向かうプランを選択。

ホテルが大橋川周辺であった為、ナイトゲームは大橋川をメインにする予定でのルート構築を行いました。

実釣1日目

早朝に到着するも当日は風速5m程と比較的強風のコンディション。風表のエリアを選択し、各河川の流れや水深をチェックしつつランガンして行くと早々にシーバスを持った先行者を発見。

河口絡みのサーフエリアで、浅いながらも波でサラシているなかなか良い雰囲気だったのでサルベージ70Sで絨毯爆撃すると早速の島根シーバス初対面。


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その後は反応がなくなり、ランガン再開。しかしその他河川もチェックして行きますが、如何せん流れのない河川が殆ど。

風表で流れが押されているというのもあると思いますが全体的に浅く流量が足りない河川が多く、また水質も非常にクリアーだった為デイゲームは厳しいと判断。早々に見切り大橋川に移動。下見を済ませてホテルで夕方まで休憩をとる事にしました。

夕方は大橋川から再開。橋脚の上流側で回遊待ちをするも1本バラシで終了。橋の下手側で先行者が2本ほど釣っていて圧敗。下手のが良かったんかなと思いつつも再度ホテルに戻り1日目は終了としました。

実釣2日目

前日と比べ風がかなり弱かったため期待値は薄そうだなと思いつつも朝マズメに前日ヒットのポイントにエントリーすると早速のボイル発生。スタッガリングスイマー100Sとガラスライド95Fでヒラフッコを3本キャッチ。
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また、ガラスライド95Fで70cm程のマルを掛けるもこちらは根に巻かれてラインブレイク。サーフエリアだから何もないと思って走らせてたらまさかの牡蠣殻の着いた杭が…こういう予想外のアクシデントもアウェイならではだなと痛感させられました。

その後明るくなるとボイルは終了。昨日は波でわからなかったですが、沖まで延々と水深50cm程のシャローが続いておりベタ凪では話にならないと判断し移動しました。

昨日回ったポイントは全体的に浅く、風がないと期待値も低そうだった為、2日目は水深がありそうな護岸エリアをランガン。昼頃に水路にて2本のシーバスをキャッチ。


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ここで一旦昼休憩し、プランを練り直す。

イムリミットがこの日の夕方なので夕まずめを朝イチのヒラスズキポイントに充てる事に。それまでは水深のありそうな磯場をランガンしつつ大橋川まで向かうプランを選択。

しかし結局磯場は殆ど侵入が叶わず無駄足に。結果的には夕方手前に大橋川にて後輩君が初の島根シーバスをキャッチ。
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その後、ヒラスズキポイントに移動するも何も起きずに終了となりました。

反省点

1日目に早々に魚がでたことからそのエリア周辺に時間を使いすぎた感があり、1日目では全体の1/3程しか回れなかったことが反省点かなと思います。結局2日目に初場所メインで回ってしまったので、魚が出てくれたからいいものの、プランとしてはかなりリスキーだったなと感じました。また、2日目のエリアの方が水深があった為、その事を1日目で把握出来ていればもう少しやりようがあったのではないかなと反省しています。また、大橋川の夕方手前で魚が出たのにラストポイントへ移動したのもミスだったかなとも思いました。

また、1日目の昼にかめや釣具店にて情報を仕入れようとした所「ほとんど釣れてないから情報は無いよ」と全く情報を得られなかったのも予想外でした。どうも過去にないほど魚が少ないそうで、30cmクラスがぽつぽつとしか情報が入っていないらしいです…

当初の予定では1日目で地形把握、昼に釣具店にて魚の入っているエリアをざっくり聞いて絞込み…というイメージしていたのですが地形把握も中途半端で情報が皆無ととにかく予定外の事が続いてしまった印象です。まあこういうのもある意味アウェイの醍醐味…

とりあえず魚は出せたので楽しかったです。

 

おまけ

新幹線の時間までの2時間弱を後輩君にガイドしてもらい兵庫にてシーバスをやる事に。

後輩君「ここ俺のお気に入りポイントです!橋脚の間がよく釣れますよ!」

俺「いや、一応手前から丁寧に…」

ガボッ!!!

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俺「お前の最強ガイド過ぎんか???」

後輩君「いや俺兵庫でランカー釣ったことないんですけど」

〜fin〜