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ポイントの探し方

概要

お題箱ネタです。今回のお題はこちら。

ポイントの探し方

ポイントの探し方とのことですが、これ俺なんかが書いて大丈夫なんですかね。アレっすよ、基本俺のスタンスって「全箇所やればどっか釣れるべ」みたいな感じで割と下手な鉄砲を乱射するタイプというか…一匹も釣ったことないけど良い雰囲気だからずっと定期巡回してる負債みたいなポイントを山程抱えてるので探す能力は二流もいいとこです。参考になるか???

とりあえずポイント絞り込む順序だけ書いていきたいと思いまっす。

順序①:エリアを決める

まずその時期に釣りをする上で想定されるベイトをリストアップします。例えば今だと確定枠は稚鮎、ハク、ホタルイカ…不確定枠でコノシロ、ウグイとかですかね。それらの中から追うべきベイトを決めてそれが居そうなエリアを考えます。稚鮎、ハクなら川ですしホタルイカなら海ですね。コノシロとかウグイのような海も川もあり得るベイトは絞り辛いので一旦頭の片隅に置いておきます。想定ベイトのエリアを決めたら、次はそこからポイントを探す作業に移ります。

順序②:淡水を探す

海でポイントを探す際は基本淡水の影響下にある所をピックアップします。例えばだだっ広いサーフや港湾でも用水や河川が流れ込んでいる周辺に焦点を合わせます。淡水の方が栄養が豊富でベイトが集まりやすいですし、シーバス自体も淡水への依存度が高めな魚です。淡水の匂いが沖からシーバスを呼ぶという説もあるくらいなので絞りどころのない所はとりあえず淡水周りを探しています。

この時、淡水の流れ込みのピンを探すという訳ではなく「淡水周辺エリア」というイメージで範囲は広く取ります。濁った時に日中に見てみればわかるのですが淡水って小さな用水路からでも結構広範囲に散ってるし結構沖まで伸びてるんですよね。流れ込み周辺エリアは全て淡水の影響下という認識です。

順序③:流域を絞る

河川系ベイトでも、例えば鮎系なら中流域(分類の都合上中流域と書きますが富山の河川の大半は県内部は全部下流域なのであくまで下流中部みたいな意味合いです)、ボラ系なら下流〜河口のようにベイトによって生息流域は異なるのでベイトを想定したらまずは流域を限定するところから始めます。実際にベイトを目視で探したり他魚種の釣人、ブログから情報を得たり、水を舐めて塩分濃度を確認したりして自分なりの流域基準を持つと良いと思います。

順序④:変化を探す

①で大きくエリアを区切り、②③で更にエリアを絞ったら、最後はそこからシーバスが着きやすい、もしくは捕食活動をしやすいスポットを探します。ベイトが湧きに湧いてみたいな状況ならどんなとこでも釣れそうですがそうでないなら周囲に比べて何かしらの変化があった方がシーバスは着きやすいと思います。例えばテトラだったり橋脚だったり沈み根だったり明暗だったり…まあこの辺はグーグルマップで調べると良いでしょう。

沈み根はマップでは分かりづらいので、過去根掛りした所をメモったり、あとは根魚系のブログとかを読み漁って探したりしてます。沈み根に限らず、他魚種のブログとかから変化点を知ることもできるので手を広げて読んでみるといいと思います。

総括

自分なりのポイント探しの思考を書き連ねてみましたが、実際この記事を参考にポイントを探そうとしても多分あんまり絞り込めないと思います。マップにマーカーを付けていくとマーカーまみれになってしまうと思いますので自分はこれらに加えて活動エリアに制限をかけることで解消しています。とりあえず車で30分以内のエリアみたいに制限するのがオススメです。シーバスは通ってナンボなので通える範囲にポイントを持ちましょう。

また、ポイントの様子は毎年台風や増水などで姿を変えます。手近なポイントだけでも毎年しっかりと変化点を把握しつづけるのは結構な労力で、実際釣れるポイントやピンは毎年コロコロ変わるものです。最初は釣れなくても手を広げすぎずに自分のホームをしっかりやり込むのが一見遠回りなようで近道だと思います。