鱸ボックス

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冬シーバス考

一年中シーバスをやってますが毎年頭を悩ませるのがこの冬という時期です。

とにかくサイズが出ない。

数こさ年にもよるけど結構出るものですがとにかくサイズがでないのが特徴で、最初始めたての頃は釣れるだけでも楽しかったので熱心に行ってたのですがいい加減モチベーションを保てなくなってきているのが現状です。

ちなみに数に関してはここ2年くらいは俺はイマイチだけどその前は普通によく釣れたしSNS見てるとセイゴながらも釣ってる人は結構いるのでやっぱりそんな感じだよなあと見ております。というわけで冬のセイゴハントに関してはあまり秘匿する必要もなくなったので俺なりの攻略法を書いていきます。

低水温だからディープ?

冬シーバスを安定して釣るなら狙い目はシャローです。低水温だからディープっていう一般論は実は罠で、深場は難易度が非常に高いです。冬季といえど活性が高く釣りやすい個体はシャローに差してくるので入ってくるタイミングとポイントを探す方がイージーです。ちなみに冬期は普通にボイルもします。むしろ一番見やすい時期かもしれません。

1~2月は下手すると4月よりも水温は高いくらいなので実はそこまで低水温と言うことを意識する必要がないのがミソとなります。海水温だけ見て最低は3月半ば、4月頃も河川絡みだと雪代が入り込むのでその辺りが年間の最低水温になります。なので低水温云々を意識するのであれば3〜4月辺りとなりますが、その頃になるとホタルイカの接岸で自然とシャローで釣れるようになるので、その時期よりも高水温である1-2月に水温を気にする必要が特に無いことは理解は容易かと思います。

逆に言えば冬季にディープで釣れてもそれは恐らく水温要因ではないのではないかと思います。単純にシーズナルなベイト等が理由でしょう。俺毎年探してるけど全然見つかんなくていい加減心折れそうです。

リトリーブはスロー?

結論から言うと早巻きでも普通に釣れるしジャークとかの激しい動きにも反応してきます。魚は変温動物だから低水温は動きにくい等の説がありますが少なくとも人間が巻くスピード程度は特に問題なく反応できてます。デイに関してはめちゃくちゃ早く巻かないと反応しなかったりすることも結構あります。

冬季=スローって単純に冬季に動きの遅い(もしくは波動が弱い)ベイトが多くスローのほうが反応のいいシチュエーションが多いからでしょうし、実際最低水温である早春にはスロー推しはされていない所をみるとこれも水温が要因ではないんだろうなと思ってます。春は稚鮎やらのベイトフィッシュが増えるからスローじゃなくても反応するようになってるだけでしょう。

じゃあベイトがスローならやっぱスローの方がいいんじゃ?となるかと思いますが、そもそも冬=スローはアミとかバチがメインの東京湾から派生した思考なんじゃないかと思っていて、それが地方にも当てはまるかというとそうでもないです。富山だとバチはいなくアミもメインベイトになっているかと言うと怪しい。ベイトがシラスや稚ハゼになっているケースも多いので早いほうが反応がいい日は結構あるのです。勿論ベイト次第ではスローが良いときもあるので先入観抜きでやる方がいいと思います。

ルアーセレクト

プラグ系は割と何でもok。ナイトはアガケ95F/120F、ゴリアテ95F、サイレントアサシン99F、スタッガリングスイマー100S/125S、サルベージ60S/70Sがメインで去年はラザミンとかも使ってました。

デイだとスタスイがほぼ使わなくてVJ-16とかRJ-10とかのワーム類が使用頻度高めです。ボトムレンジがバイブとワームで反応がはっきり分かれることがよくあるので両方持っておくと対応しやすいです。今年は更にボトムレンジの選択肢を増やすためにシンキングミノーも入れていこうかなと思っております。

他季節とのセレクトの違いはボトムレンジの選択肢の多さですね。特にマイクロ系がベイトのときはワームが強いのであったほうがいいかなーと思います。

正直こと富山においてはそこまで冬用に特別なルアーは必要ではないのではないかなと思っております。だってバチいないし…。

俺としては稚魚系、甲殻類系がメインベイトだと思ってるので日頃のルアーを低波動気味に使うか、バイブとかワームでボトムをネチネチ攻めればまあ大丈夫かなと。その他のベイトも毎年探してはいるので釣れたらまた書いていきたいと思います。