鱸ボックス

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18ディアルーナS86ML

概要

約丸1年使い倒したディアルーナ86MLですが酷使のせいかガイドスレッドはヒビだらけブランクはヘタれてダルンダルンとそろそろガタが出てきたなと感じる程になってきました。今回は1年間、およそ200釣行を支えてくれた本ロッドについてインプレッションしていきます。

使用条件

リール:エクスセンス3000MHG

メインライン:PE1号

リーダー:フロロorナイロン4号

釣行回数:2~4時間×200回

釣果数:シーバス約200匹、キジハタ約50匹

保管はノーメンテでの車内放置でした。トラブル歴はティップガイドの破損が3回のみ。改めて書き出してみると相当過酷な使用状況なんじゃないかなと思います。

特に年中車内放置が明らかにカーボン劣化引き起こしそうなのですが幸いにも折れることはありませんでした。ちなみにエクスセンスインフィニティは3回くらい折ってるので自分の扱いの雑さは折り紙付きです。

キャスティング

90mm/15gクラスが一番気持ち良く投げれます。快適かは兎も角、投げるだけなら下限は3gジグヘッドワーム、上限はアマゾンペンシル(40g程)ならギリギリイケます。

120mm/20gクラスは投げれるものの飛行姿勢が崩れやすくあまり快適ではありませんでした。パワーバンド的には同値のディアルーナ96MLは120mmクラスが非常に快適だったのでレングスと共にグリップ長も短くなりルアーの空気抵抗に対しての引きつけが不足したのが原因かと思います。

軽く、グリップもそこまで長くない為アンダーハンド、サイドキャストは比較的やりやすく藪の中やウェーディング時の取り回しが良かったです。一応大場所遠投もこなしますが、適性としては制限下での中距離撃ちに向いています。

ファイト

PE1号程度のラインであればそれに見合う十分なパワーはあります。ランカー20本、内90アップを3本釣っても問題ありませんでした。

ただ、もちろんドラグフルロックで根から引き離すようなファイトは不可能です。それはロッド的に不可能というよりそもそもラインが先に限界を迎えるからです。

PE1.5号であればそういったようなファイトは多少は可能になりますが、そういう用途の場合はよりパワーのあるMクラス以上のロッドをオススメします。このロッドに関してはあくまでいなして捕るタイプです。

感度

可もなく不可もなしといった所。実釣上不満に思うことはないと思いますが、ハイエンド機の金属的な感度と比べるとやはり劣る所はあります。ただバイブのテンションフォールによる着底、ボトムの質、バイト等は普通にわかるレベルな為、必要十分かと思います。

総評

この一本があれがそこそこの大場所から小場所まで不自由無く釣りが可能です。価格帯を考えるとコスパの鬼というか、ぶっちゃけ超オススメです。9〜12cmクラスのプラグ主体のスタンダードなシーバスフィッシングにはよほどの大場所を除きほぼ適合する為、入門の最初の一本として完璧だと思います。

また、やり込んでいくうちに他ロッドに乗り換えたとしても86MLというライト寄りのスペックによりロックフィッシュからエギング、小型回遊魚くらいまでカバーできる為、五目釣り用のサブロッドにも転身できます。

とにかく一本あれば潰しが効くロッドです。オススメ。